無意識に介入して、変化をもたらす

無意識に介入して、変化をもたらす

私たちは無意識かつ、無数の習慣の中で生活しています。それがうまくいく、うまくいかないに関わらず、同じことを繰り返しています。

もしあなたの中でうまくいかないことがあるのであれば、それを一度振り返ってみて、無意識を意識化する必要があるのです。

普段何気なく使っている言葉、体の動かし方などクセを振り返ります。嫌な感情の動きがあったときのことを振り返ってみて、その時の無意識に介入していきます。

人が学習する流れ

人が学習する流れ

「学習の4段階のプロセス」という考え方があります。

「無意識的無能」▶︎「意識的無能」▶︎「意識的有能」▶︎「無意識的有能」

これが介入の流れです。それぞれ詳細を見ていきましょう。

無意識的無能

“知らない”かつ”できない”を指します。

自分が無意識の中でやっていて、それができていないことを意味します。いつの間にかやってしまっていること、それが得体結果に結びついていないことはありませんか?

日常を振り返るところから介入が始まります。

意識的無能

“知っている”が”できない”を指します。

自分では知っているが、実行するとなるとできないことを意味します。知識はあるけど、その通りに動くことができないという状態です。

ピアノの弾き方を本で勉強しても、実際に弾くことはできません。頭で知っているだけで、指の動かし方は実際にピアノを弾くことでしか身に付けることはできないからです。

意識的有能

“知っている”かつ”できる”を指します。

うまくいく方法を知っているし、実行している状態です。意識している状態です。

無意識的有能

“知っている”かつ無意識に”できる”状態を指します。

意識せずにできるので、これほど楽なことはありません。車の運転に例えると、運転していつの間にか目的地にたどり着いていたという状態です。

日常を無意識で過ごしてしまう理由

冒頭でも述べたように、私たちは無数の無意識的な習慣の中に生きています。それは「刺激と反応」の連続の中で過ごしていると言うこともできます。

専門用語で刺激を「トリガー」、反応を「アンカー」と呼びます。

ではなぜ無意識の習慣で日常を過ごしているのでしょうか?

その理由は、人間の脳は「生存すること」を目的としているからです。消費カロリーを抑えようと、同じことをやろうとします。考えずにいれば、お腹がすかずにすみますからね。つまり「生存」をキープできるわけです。

言い換えれば、新しいことをやろうとすると、考える作業が増えて、カロリーを消費します。だから考えずに無意識にできる「作業」として毎日を過ごしているということなのです。

ですので、もし日常で悩みがあるなら、そこに変化を加える必要があります。無意識にやっていることを一度意識に上げて編集します。

そしてまた無意識に戻せば、うまくいくやり方を作業化することも可能なわけです。

人間関係における変化のもたらし方

例えば自身の場合、以前、職場の人間関係で気に入らないことがあった時、自分のどこが問題かを分析していました。

大学生でアルバイトをしていた頃です。

そこで声のトーンを変えたり、口調を変えたり、言葉の意識の向き先を変えてみると、その後の関係が変わったことがありました。簡単に言うと、認められるようになりました。

こういった体験が何度かありましたが、それを言語化することができませんでした(上記した4段階のうち、「無意識的有能」状態と言えます)。

それがその後、人間関係のマトリックスを知った時に見事に明示化されているのを目の当たりにし「そうそう、これが言いたかったんだ!」と嬉しくなったのを覚えています。

このように意識的に自分が無意識でやっていることに介入し、変化を加えることで人間関係に変化をもたらすことが可能なのです。

視覚55%、聴覚38%、話す内容7%

視覚55%、聴覚38%、話す内容7%見出しの数字は、何を表すか知っていますか?この数字は、話し手が聞き手に与える影響を表す数字です。話し手いる内容はわずか7%。それよりも、視覚や聴覚が与える影響がほとんどで93%にのぼります。

その差は13倍以上なのです。

視覚情報は、服装や髪型、表情、立ち振る舞いなど。
聴覚情報は声のトーンや声の大きさなどが挙げられるでしょう。

13倍ってすごくないですか?

これをメラビアンの法則と言います。

無意識に介入するにはアウトカム(目標)が必須

最後になりますが、無意識に介入するときは、アウトカム(目標)が必要です。

なぜなら、アウトカムが指標となってうまくいく、うまくいかないの判断ができるからです。

「人間関係がうまくいかない」という表現は、その相手との間にどんな関係性を築きたいからなのでしょうか?アウトカムが基準になった指標があるから、「うまくいっている」「うまくいっていない」という表現ができますよね。

一度それを言語化してみましょう。アウトカムがないのに無意識に介入しても意味がありません。

まとめ

無意識に介入して、変化をもたらす方法をお伝えしました。

・人が学習する流れ
・日常を無意識で過ごしてしまう理由
・人間関係における変化のもたらし方
・視覚55%、聴覚38%、話す内容7%
・無意識に介入するにはアウトカム(目標)が必須

普段何気なくやっていることを一度見直すところから始めてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

親子なのに「理解できない」を解決するカウンセラー | 離散家族だったところから両親と再会し、それまでの後悔と疑問が解けた経験から、関係改善までのコミュニケーションプロセスをアドバイスしています / 父とは所在地不明なところから再会しました / NLPマスタープラクティショナー