意見の違いを解決をする方法

身近な人間関係において、意見が食い違うことってありませんか?

例えば、「私は猫を飼いたいのに、家族は犬を飼いたい」と言う。
「私は1人で旅行したいのに、奥さんは家族で旅行したい」と言う。

小さなものから大きなものまで意見の食い違いってよくあることだと思うのですが、こんなときってそれぞれの言い分がぶつかるだけで「一向に解決しない」と思いがちですよね。

あるいは、「どちらかが、不満を持ちながら自分の意見を引き下げて(折れて)どちらかに合わせるしかない」と思いがちです。

けれどそれを解決する話し合いの仕方がちゃんとあります。

今回は「意見の食い違いを解決する方法」と題してお伝えしていきたいと思います。

意見の食い違いを解決する方法とは?

解決する方法は、ずばり「意見の意図を探る」方法です。

こちらの記事でも紹介しているのですが、人がある行動をしようとするとき、(上記の場合は、「猫を飼いたい」「犬を飼いたい」という意見を言うこと必ずそこには何らかの意図があります

その意図を探っていくと、必ず共通するものお互いに大切にしたいと思っているものがあるので、その共通意図にまで話を引き上げて、もう一度話を進めるという方法です。

意見の意図とは?

意見の意図というとちょっと難しい表現になりますが、上記の事例をみていきましょう。

「猫を飼うか」「犬を飼うか」で家族会議をしているとします。

第3者から見ると、意見は正面からぶつかっていますよね?

これではそのままぶつかって何らの解決には至りません。

そこで、【猫を飼いたいAさん】と、【犬を飼いたいBさん】のそれぞれの意見を聞いていきたいと思います。

Aさんの言い分

僕:「Aさんは、なぜ猫を飼いたいのですか?」
Aさん:「かわいいから」

僕:「かわいいとAさんにとってどんないいことがあるの?」
Aさん:「癒される」

僕:「癒されるとAさんはどうなるの?」
Aさん:「毎日がリラックスできる」

僕:「リラックスするとAさんはどうなれるの?」
Aさん:「仕事をがんばれる」

僕:「仕事ががんばれるようになったら、Aさんにとってどんな得なことがあるの?」
Aさん:「充実感で満たされる」

僕:「充実感で満たされるとAさんはどうなるの?」
Aさん:「人や家族に優しくなれる」

ここで、意識の階層のようなものが1つ上がったことになります。(意図が抽象化されました。※具体化ではなく、抽象化

次は、犬を飼いたいBさんの意見を聞いていきます。

Bさんの言い分

僕:「Bさんはなぜ犬を飼いたいと思っているのですか?」
Bさん:「犬の方が猫より懐くし、かわいいから」

僕:「懐くとどんないいことがBさんにはあるの?」
Bさん:「家族がもう一人増えたような気がして、安心できる」

僕:「安心するとどんないいことがある?」
Bさん:「幸せな気持ちになれる」

僕:「幸せな気持ちになるとどうなるの?」
Bさん:「家族に余裕を持って接することができて、怒らずにすむ」

僕:「Bさんが怒らなくてすむと、家族はどうなるの?」
Bさん:「円満になる」

両者にとっての共通項

これまでの話し合いから考えると、「家族が円満になる」ことがAさんにとっても、Bさんもとっても大事な考え方になっているかと思います。

ということであれば、「家族が円満になる」という意図が満たされれば、「飼うのが猫であっても、犬であってもいいはず」ということになります。

これをいわゆる【第3案】と呼びます。

ある行動にこだわっているとしても、「その意図が満たされれば、別の行動でもよいのではないか」という仮説がここで立つわけです。

上記の会話の続きでは、「家族が円満になる」という共通目的が満たされるなら、あるいはその意識にお互いが気がつくと、「別のペットでもいいかもしれない」という話しの流れになるかもしれません。

あるいはAさんが、Bさんの意見に納得して「じゃあ犬にしよう!」という話の流れになるかもしれません。

いづれにしても「猫がいい!」「犬がいい!」との意見の真っ向対立からは、展開が変わる可能性があるでしょう。

まとめ

「意見の違いを解決する方法」と題して、お伝えしてきました。

大切なこととしては、両者の「意見の意図を探る」ということです。

誰かと意見が対立したら、その言い分だけでなく「それを言う意図は何か?」という視点を持つと、新しい見方ができるかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

親子なのに「理解できない」を解決するカウンセラー | 離散家族だったところから両親と再会し、それまでの後悔と疑問が解けた経験から、関係改善までのコミュニケーションプロセスをアドバイスしています / 父とは所在地不明なところから再会しました / NLPマスタープラクティショナー